女性について。

2003年10月13日
「男性の劇作家は、女性描写を苦手とする場合が多いよね」
という私の何気ない発言が、ことの発端でした。

男性から見た、女性像と
女性から見た、女性。
ここにはやっぱり大きな違いがあって、
その違いは、
例えば女性が男性に対して抱く理想と
同じようなものから生じるものだと思います。
まぁそんなわけで、
一応女性演出家でもあった私と、
私の揶揄した男性劇作家に含まれる彼氏は、
いつしか、理想の女性像と、現実の女性と
そんな話題にまで発展していました。

彼は、いくらかの女性は、
陰口を好む性質があり、
自分の努力を主張する傾向があるといいます。
もちろん全てというわけではなく、
今までの彼の人生の中で、
彼を取り巻く女性の大半が
このような種類の女性だった
という断わりも含めて。

そしてそれを言われた私は、
女性という立場から、
確かにその性質は否めないと思うのです。
それらは、私の中にも確かに存在し、
私の経験する女性社会にも、
確かに巣食っている現象でした。

女子校で6年間生活していた私の見解では、
上記の傾向を持ってしまった場合、
それを直すことは不可能という結論になります。
それは女性社会で円滑に生き抜くために
不可欠な要素であり、
太古から培われてきた、女性という遺伝子の
プログラムに組み込まれていると認識しているからです。

ですが、そこにはなぜか例外が生じます。
女性がみんなそうだとはいえませんし、
女性がいつもそうだとは限らないです。

では、その女性の中の違いはどこからくるのか。

私の考えでは、それは周りの環境だと思うんですよ。女性が醜い部分を見せなくてもいい環境。
具体的に言うなら、
陰口を言わないでいい、人間関係と、
努力を主張しなくてもいい相手。

人が素敵な人であるためには、
女性だけでなくて、男性にも言えると思うんですけどね、自分の良さをしっかりわかって、しっかり評価してくれる人がそばにいたら、卑屈になることなく、背伸びすることなく、生きていけるんじゃないかなぁって。特に、仕事の実績で評価されることの、まだ少ない女性にとっては、人間関係の中で、それが評価されないと、やっぱり一大問題なんでしょうね、自分の存在にとって。

そういう人をどう探すかは、別の議題で。

今、私は、自分を評価してくれる人がいますから、彼の嫌いな人間にならずにすんでいます。
そのことへの感謝も、忘れちゃだめですよね。

男性と女性の話から、今日もたくさんのことを学び、心に留めました。こういう生活を、これからも続けて生きたいと思います。


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