退院。

2003年9月30日
一週間早く、退院しました。
おめでとう!
脅威のスピードで治しました。
病は気から、これは正解(笑)
どうしても今日は退院しなければいけなかった。

半年記念日だから。付き合って。

私はそういうのは大事にする方だから余計。
退院の予定日を見たときは、
入院中に記念日が過ぎてしまうことを知り
嘆いて涙だって流したけど、
「もしかしたらいけるかも」
って希望が見えた瞬間から、
毎日毎日治れ治れ光線をお腹に当てて(笑)
治した!!!

さすが私。

でも、同じ病室にいたおばちゃんは、
もう2ヶ月入院しっぱなしだと言う。
「何のために治せばいいのか、生きる目的を見失ってしまった。でも、死ぬのは怖い。」
そう言って、夜になると涙を流していた。
私と同い年くらいの息子を、独立させたばかりだという。離婚して、夫はいない。待つ家族は、姉夫婦だけだとか。

なんだかいたたまれない気分になった。

愛する人のために、病を治せた私は、
とても幸せなんだと、
この幸せを忘れてはいけないと
深く心に刻み込んだ。

病院にいたら、いろいろな人生があって、
それぞれが生きることと死ぬことと向き合っていた。勉強になった。

私は、私をとりまくすべてに感謝しながら、
病院をあとにする。迎えに来てくれた彼氏の横で。

外に出たら、周りはすっかり秋で、
大好きな彼岸花が満開に田んぼを飾っていた。

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